Steve Jobsの伝記本をAmazonに予約して、第一巻を受け取りました。書店での発売日から、4日遅れでした。もう少し早く来るかと思いましが、予約数が多かったので、遅れたのでしょうかね。そこで、第2巻は予約をキャンセルして、発売日に即書店で購入しました。
また、実本以外に、データのみが販売されたようです。紀伊國屋書店のファイル形式は僕にはなじみの薄い「book」形式のようです。これをダウンロードして読むためには、「Kinoppy」というアプリが必要です。iPad、パソコン用等があるようですが、本のファイルの販売値段が実本とおなじであることは、購買意欲を失います。
第2巻を買いがてら、ヨドバシに行って、SonyのReaderをいじって、この本のお試し版をダウンロードし、開いてみました。第一印象は、字が大きいのは良いですが、実本の1ページ分が2から3ページに分割されて表示されます。フォントを小さくしても、表示量が少し変わるだけです。これでは、ページ切り替えの頻度が多すぎて、いやですね。
この本を読みたいがために、「SonyReader」購入に19800円を払う気にはなれません。今回発売されたものからWifi接続が出来たとは言え、装置そのものがメールアドレスを持っているようでは無いので、メールに小容量のファイルを添付して、読むことなど全く出来ないですね。Kindleとはその機能に天と地ほどの差があります。
さて、その後、iPhoneのアプリとして、実本より少し安く(本当に少しですね。消費税分だけ)販売されました。これは、目次だけの無料アプリを販売して、間違いて本体をダウンロードして、1900円請求されてしまいそうな本当にやらしいアプリです。画面の大きさを考えて文字の大きさを合わせているのでしょうが、ページめくりの回数が多そうで、これもボツですね。
講談社を始めとする日本の出版界は、おかしいですね。本の電子ファイルの値段が実本と変わらず、作成されたアプリは素人がやっつけで作成したようなものであり、自分たちの権益を守ろうがために、醜く足掻いている姿に、悲しくなりますね。
僕は、Kindle3の時代からKindleファンです。日本でKindleファンが少ないので、この日本語の伝記本のKindle向けのファイルの配布販売は無いだろうと思っていましたが、案の定ありませんでした。(もちろん英語版は米国AmazonのKindleShopにあります。)さらに、一般的なEpubやPDFでのファイル販売もありませんね。今回が日本の出版界のデータ化(電子書籍化)の試金石になるかと思いましたが、やはり、まだ駄目ですね。
僕は、実本を買って、当然、自炊しました。PDFファイルに変換して、iPadとKindleに入れて読んでいます。
実本と同じページサイズなので、実本のページをめくっているような感じで、快適に読書が出来ます。iPadは家で読むとき、続きを外で読むときは、Kindleです。重い本を持ち歩く必要が無いこの快適な読書環境は、一度味わったら、元に戻れません。。。
ひとまず
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